1月24日（水）～26日（金）の3日間にわたって東京ビックサイトで第8回 スマート工場 EXPOが開催されました。
スマート工場 EXPOはIoT、AI、FA／ロボットなどの最新技術を活用し、工場における生産の見える化や効率化に取り組む企業が集まる展示会です。
設計・製造・検査・品質管理など、それぞれの業務で発生する課題を解決できるシステムが数多く出展されています。近年は、AGVやピッキングロボットと連携したソリューションも多く、ソフトとハードを一緒に見られる展示が増えているように感じます。
また日頃よりお世話になっている株式会社日進製作所様が本展示会に出展されていましたので、その内容をご紹介いたします。
サガネ係長のSMART FACTORYは現場の自働化・DX化のレベルを高める商品・サービス群です。
“SCADA” と呼ばれる、現場の装置・設備から得られる情報を一ヵ所に集めて監視、制御する仕組み（オーケストレーション）を構築することで、各コンポーネントの個別最適を工場の全体最適へ昇華させることができます。
設備の稼働監視や品質トレーサビリティなど、実現できることは様々ですが、
今回は、工場内搬送の自働化・工程間在庫管理に着目した展示になっておりました。
また、株式会社Mujin様、四恩システム株式会社様、株式会社エスケーエレクトロニクス様と共同出展されており、各社様の製品もご紹介いただきました。
潜り込みAGVやパレタイジングロボット等を組み合わせ、次世代型工場・倉庫の自動化ソリューションを手掛ける企業様。
本展示会では、QRグリッド式 AGV（無人搬送車）のデモ走行を見ることができました。
Mujin様のAGVは、従来の磁気テープ式AGVでは難しかった複数台の同時群制御が可能になり、全台でルートを共有し渋滞回避しながら走行ができます。
また、棚を持った状態でAGVだけが旋回し直角に曲がれるため必要スペースは最小限になります。
カスタマイズに強みを持つAGVメーカー様。本展示会では、ガイドレス走行方式「FSLAM」搭載型AGVのデモ走行を見ることができました。
FSLAMとはFloor（床）を使ったSLAM方式という意味で、四恩システム様が国内で初めてAGVに搭載された技術です。
コンクリートなど床面の模様と周辺環境をマッピングするため、優れた走行精度を発揮します。ガイド設置が不要で、ルート変更が容易なことも特徴です。
RFIDタグを使用した物品判別やピッキングソリューションを提供されるメーカー様。本展示会では、バッテリーレス型DPSピッキングタグや0.6mm角の極小RFIDタグなどを見ることができました。
バッテリーレス型DPSピッキングタグは屋内照度で発電できる太陽電池を搭載しており、電池交換不要・メンテナンスフリーが特徴の製品です。また、RFIDによる無線方式を採用しているため、レイアウトの変更もカンタンに行えます。
カンファレンスもいくつか受講し、市場トレンド・リード企業の取り組みを勉強することができました。
また、カンファレンスの内容もコロナ禍前後で変化を感じました。コロナ禍前は、QC分析や社員の意識改革に重きを置いている内容が多い印象でしたが、最近の取り組み事例ではIoTツールやロボットが必ず登場します。市場が注目するテーマを押さえ、お客様に提供できるよう学び続けなければいけないと実感いたしました。
最後に余談ですが、昨年から来場の事前登録＆来場バッチを印刷しておけば、受付に並ぶ必要がなくなりましたよね。
ですが、私は事前登録を忘れて会場でバタバタしてしまいました…。カンファレンスの申し込みをして満足していたようです。会場でもバッチ印刷はできるので事なきを得ましたが、皆様はお気をつけて…！
製品カタログ、サービス紹介資料、事例ペーパーなど…多数ございますので、ぜひご活用ください。
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取り扱い製品に関するセミナーを定期開催しております。ご興味がありましたらご参加ください。