性能テスト自動化ソフト

性能テスト自動化ソフトとは?

性能テスト自動化ソフトは、従来手作業で実施していた検査業務を自動化できるソフトです。各計測装置との通信設定・制御、OK/NG判定、結果レポート出力を自動で行います。

背景

手動で行っている性能検査を自動化したい

性能検査は、決められた動作を繰り返し行ったり、指示通りの動作を行うかを検証したりする必要があります。
この性能検査に時間と手間がかかっているということがお客様の課題でした。
例えば、ボタン押下などの指示出しはタイミングを計って行う、ライトの点灯を目で見て合否判定をするなど、多くの業務を手動で行わなければいけませんでした。

このような課題に対して「検査対象への指示出し・合否判定・結果出力を自動化したい」というご要望にお応えしました。

さらに、多種多様な製品の性能検査を1つのソフトウェアで一元化するため、テストシナリオを切り替えるだけで検査を実行できる共通ソフトウェアの導入を目指す構想についてもお伺いしました。

抱えていた課題

  • 人手による指示出し
    • 設備に付きっきりで、検査に時間がかかる
    • 指示出しのタイミングを計る必要がある ( ボタン押下 等 )
  • 測定値の読み間違い / 転記ミス
  • 人に頼った合否判定 ( ライト点灯やブザー音 等 )
  • 結果記入の手間
  • 検査対象と計測器の配線をテスト内容ごとに繋ぎ替える必要がある

解決方法

性能テスト自動化ソフトの導入

テストシナリオを基準とした、検査を自動化できるソフトを提供しました。
各種測定装置との通信設定、検査結果のOK/NG判定、レポート出力まで性能検査に必要な機能を揃えています。

事前にExcel🄬でシナリオを作成し、ソフトにアップロードします。
実施したいシナリオを選択すれば自動で検査を実行し、ソフト上で検査結果や進捗状況を確認できます。こういった仕組みにより、検査対象が変わってもシナリオを入れ替えるだけで検査が完了できる共通ソフトになっています。

また各種測定装置との通信設定もソフト内で行えるため、テスト内容に応じて配線を繋ぎ替える必要がなくなりました。

できること

  • 指示出し~レポート作成までを自動化
  • 各種測定装置との通信設定
  • 検査結果のOK/NG判定
  • レポート出力
  • 進捗確認
  • ログ記録

効果

検査時間の短縮とリソース不足の改善

性能テストを自動化したことで、検査時間の短縮とリソース不足の改善を実現できました。
シナリオを選択すれば、作業員が介在することなく合否判定・レポート出力まで完了するため、お客様からは「小人数でテストが行える」とご評価いただいています。

また性能テストの工数が削減できたため、新機能の早期検討にも活用いただいています。

そして、検査ソフトを共通化したほか、通信治具は既存設備を活用したことで、検査対象が変わっても新しいソフトや設備の導入は不要となりコストを抑えることができました。

システム概要

機能一覧

各種測定装置、試験・検査装置との通信設定イーサネット通信、CAN通信、LIN通信、シリアル通信、GPIB通信、赤外線 等
テストシナリオのアップロード・表示実行するシナリオの選択 および テスト順を指定
複数フォルダからシナリオ指定も可能
検査結果合否判定リアルタイムにOK/NGを判定し表示
レポート出力事前に設定したフォーマットで出力 ( Excel🄬 )
進捗表示テスト進捗を表示
通信ログ保存各種装置との通信ログを保存

導入システムのポイント

検査の自動化

指示出し~レポート作成までを自動化、作業員が介在することなく検査を実施できます。

共通ソフト

検査対象が変わってもテストシナリオを入れ替えるだけで検査可能です。

Excel🄬を活用

今お使いのExcel🄬で作成したテストシナリオを活用いただけます。

関連サービス

弊社では性能テストの自動化ソフトをはじめ、自動試験・計測システムの分野で多くの実績があります。
これまで複数機器の同時制御や、リアルタイムOSとアナログ/デジタル入出力を活用した高速制御システムを提供してきました。
お客様の環境に合わせたシステム開発を行っていますので、お気軽にご相談ください。

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